買い物回数を減らして食費を月1万円カット

食費・生活コスト削減

1. 食費が毎月オーバーする原因とは?

「今月もまた、食費が5万円を超えてる…」家計簿アプリを開いた瞬間、私は思わずため息をつきました。

2人暮らしのわが家では、毎月の食費の目安を4万円以内と決めていたのに、なぜかそれを毎回オーバーしてしまう。特に外食をしているわけでもなく、お弁当を持参しているのにです。

思い返してみると、仕事帰りにスーパーに立ち寄ることが多く、そのたびに「ついでにこれも」「安いからまとめて」などと買い足していたことに気づきました。

しかも、そういった食材は使い切れずに余らせてしまい、気がつけば冷蔵庫の奥で傷んでしまう食材がちらほら…。

このままではいけない、と本気で思ったきっかけは、「家計簿アプリ」のグラフでした。月ごとの支出推移を見てみると、食費だけが右肩上がり。これは偶然ではなく、確実に“習慣”の結果だと気づいたのです。

2. なぜ「買い物のクセ」が出費を増やすのか?

なぜ、必要以上に買ってしまうのか。原因を分析してみると、以下のような“行動習慣”が浮かび上がってきました。

  • 買い物の頻度が多すぎる(週4〜5回)
  • 特売品を「安いから」で買ってしまう
  • 買った食材を使い切れずに無駄にしていた
  • その日の気分で献立が変わるため、計画外の購入が発生
  • 同じものを買ってしまう「在庫管理の甘さ」

また、私自身の傾向として、夕方に空腹のままスーパーへ行くと、つい誘惑に負けて余計なものをカゴに入れてしまう、という「心理的な消費」もありました。

総務省の家計調査によれば、平均的な2人世帯の食費は月4万円台が一般的。しかし、コンビニや外食を含めると、それを大きく超えるケースも少なくないとされています。私の家庭もまさにその典型であり、こうした“積み重ね”が月1万円超のオーバーを生み出していたのです。

3. 私が実践した「週2回買い物術」と節約の工夫

私が始めたのが、「週2回の買い物にまとめる」というルールです。買い物に行くのは、月曜と金曜だけ。買う前には必ず冷蔵庫の中をチェックし、「1週間で使い切れる量」に収めるようにしました。

さらに「買い物メモ」を事前に作ることも習慣に。たとえば:

  • 主菜3日分、サラダ2種、汁物の具材を決めてから買う
  • 冷蔵庫の在庫と照らし合わせて無駄を減らす
  • 必要なもの以外は「一度棚に戻す」

このルールを始めてから、なんと月の食費が約43,000円→32,000円に。月1万円以上の削減につながったのです。

また、冷凍保存の活用も重要でした。鶏むね肉や豚こまは100gごとにラップして冷凍。ごはんも1膳ずつ小分けして冷凍。こうすることで、「もう材料がないから」とコンビニに頼る頻度が激減しました。

買い物後は、即冷蔵庫に収納せずに“仕分けタイム”を作り、用途別に分けておくこともおすすめです。野菜はカットしておけば調理が時短になりますし、結果として自炊が習慣化しやすくなります。

4. よくある質問とその回答(Q&A形式)

Q1. 週2回で買い物が足りますか?
A. 足ります。買い忘れは出ますが、冷凍・缶詰・乾物を活用すれば十分対応できます。

Q2. 買い物メモって面倒では?
A. 最初は手間に感じましたが、3回目からパターンができて逆に時短になりました。

Q3. 安い食材だけで栄養は足りる?
A. 野菜は旬のものを中心に、たんぱく質は卵・豆腐・鶏むね肉がコスパも栄養も◎です。

Q4. 特売を無視するのは損?
A. 「使う予定のあるものだけ買う」ことを意識すれば、結果的に無駄は減ります。

Q5. 家族の反対はありませんか?
A. 週2回の買い物は“計画的で無駄がない”と、意外にも歓迎してくれました。

Q6. お菓子や飲料の節約はどうしていますか?
A. お菓子は1週間に1回だけ購入OKの“ごほうび日”を設けています。飲料は水筒持参で外出。

Q7. 冷蔵庫がパンパンになりませんか?
A. 庫内の整理整頓を徹底。冷凍→冷蔵→常温の3段階分けでスペース管理しています。

Q8. 料理に飽きませんか?
A. 献立ローテーション表を作って、被りを避けるよう工夫しています。

Q9. 突然の来客時は?
A. 冷凍のパスタソースやレトルトを常備しているので、慌てずに対応可能です。

Q10. 家計簿はつけていますか?
A. アプリ(マネーフォワードME)で「食費のみ」記録。毎月見直すだけで習慣化しています。

5. 習慣を変えるだけで家計は変わる

私が食費を抑えられた一番のポイントは、「買い物の回数を減らしたこと」でした。ついで買いを防ぎ、在庫管理がしやすくなり、冷蔵庫のムダもなくなる。

特別な技術や我慢ではなく、「習慣の設計」で家計は変えられるのだと実感しました。

食費節約と聞くと「我慢」や「ストレス」を連想しがちですが、私の場合はむしろ“自由”を手に入れた感覚でした。無駄な出費がなくなったことで、ほかの目的(レジャー・旅行・貯金)にお金を回せるようになったのです。

あなたも今日から「買い物回数を半分にしてみる」ことから始めてみませんか?

1ヶ月後、きっと家計簿アプリを開いた時に笑顔になれるはずです。

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